プレゼン

営業プレゼンで「えー」「あのー」「えーと」などの口癖を減らす方法

ろくまる

プレゼンの時に、「えー・あのー」など「無駄な口癖」を、無意識に言ってませんか?

これって、自分ではあまり意識していないけど、上司や先輩から、「えーとかあのーが多くて、内容が入ってこなかった」など指摘を受けて気づく事ありませんか?

直さないといけないなーという意識はあるけど、どう直していいのか、わからなくて、そのままにしていませんか?

私も、自覚はなかったのですが、先輩からの指摘で、「えー・あのー」などを言っていました、さらに、緊張すると「鼻をすすってしまう」「両手を握ってしまう」などの癖も無自覚でありました。

先輩のアドバイスや研修などを通じて、自分なりに色々試してみて、効果的だった、「えー・あのー・えーと」などの「無駄な口癖」を減らせる方法をご紹介します。

無駄な口癖を完全になくすことは難しいです
3分や5分に1回であれば、相手が気になる事もないと思います。
無駄な口癖ゼロ を目指すのではなく、減らしていく事を目標にしてください。

「無駄な口癖」を減らす事で、プレゼンや商談で相手に内容がより伝わりやすくなり、話をスムーズに進め理解を促す事ができるようになります。

営業Styleでは、ロープレMiniとして、プレゼン練習のお手伝いをしています。
自分は、無駄な口癖を言っていないか?自分の癖はどんなのがあるか?試してみたいという方は、1度体験してみてください。

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プレゼンで「無駄な口癖」を言わない方がいい理由

まず、プレゼンで、「えー・あのー」などを言わない方がいい理由は2つです。

聞きづらい・伝わりにくい

「えー・あのー」という言葉があると、話が聞きづらい
「えー・あのー」が気になって、本題の話を聞く事に集中できない。

折角、苦労して作った提案書、一生懸命しているプレゼンが、「えー・あのー」のせいで、お客さまに伝える事ができないとなると悲しいですよね。

話し手の印象が悪くなる

提案内容は良いのに「えー・あのー」などを多用していると知的に見えない

折角、聞こうとしているのに、「えー・あのー」のせいで、聞くのが面倒くさくなる、そうすると、その話している人も面倒くさい人のように思えてくる。

このような理由から「えー・あのー」などの「無駄な口癖」は、できるだけ減らしたほうがいいという事です。

結論、この「無駄な口癖」は、何1つ、メリットはありません。

どうして「無駄な口癖」が出てしまうのか?

まずは原因を理解して、対策方法を理解・実践する事で悩みは解消できます。

誰でも「無駄な口癖」を、わざと言っている人はいないと思います、

このつい出てしまう、口癖の原因は大きく分けて2つあります。

間をつないでしまう

提案内容が整理できていない、プレゼンの練習ができていない、などの不安な状態でプレゼンに臨んだ時、話が上手く続けられず「間」をつなぐに「無駄な口癖」が出る事が多いです。

例えば・・・

このように、頭の中で考えている時間が「間」になってしまい「間」を「つなげる」ため、「無駄な口癖」で埋めてしまいます

間をつなげたい代表的な理由

・自分が流暢にしゃべっているような感覚になりたい

・聞いているお客さまを、飽きさせないようにしないという焦り

皆さん、色々な経験の中で迷いながら何かをした経験はありませんでしたか?
迷いながら何かをして、実力を発揮できたでしょうか?
迷いながらやっていると、余計な事を色々考えてしまい、実力を100%出し切れません

こんな場合どうなるでしょう?
A社・B社の提案内容にあまり差はない。
A社のプレゼンする人は「えー・あのー」が多く、自信がなさそう
B社のプレゼンする人は「えー・あのー」が少なく、迷いがなさそう

ろくまる
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迷いが無い状態でプレゼンしているB社の営業の方が、当然、お客さまに、より提案内容を伝える事ができて優位になります

同じ実力であれば、迷いが無い人の方が確実にいいパフォーマンスを出せます
営業がプレゼンを行う場合、如何に迷いが無い状態で話す事ができるかも重要なポイントとも言えます。

間が怖い

緊張して、いつも通り話せなくて「間」が怖い時に「無駄な口癖」が出てしまいます。

緊張してしまうと、いつも通りに話す事、なかなか難しいですよね。

焦ってしまい、言葉が出てこなくて「シーン」と静寂になってしまい、つい「えー」とか「あのー」とかという言葉で、無意識に間を繋ごう、持たそうとしてしまいます。

何故、「間」をつなごう、持たそうとするのか・・・
それは「間」が怖いと思っているからです。

人は話をする時に、静寂、いわゆる「シーン」となる「間」が怖くて、話をつなごう持たそうとして「無駄な口癖」が出てしまいます。

安心してください
「人前で話すことに苦手意識を持つ人」の割合は・・・
色々な調査結果がありますが、おおよそ80%ぐらいです。
逆に、自信を持っている人は、10%以下の割合が高いので、
実質90%程度の人が「人前で話すことが苦手」と感じているという事です。

ろくまる
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それが、プレゼン(仕事)となると、目の前にお客さまがたくさんいて、しかも真剣な顔でじっと見られて、その上、腕組みしている人もいたりして、人数×2の視線が、あなたに集中するわけで、さらに、近くには上司や先輩がいる状況で・・・

プレッシャー凄いですよね、めちゃくちゃ緊張しますよね
こんな状況で、緊張しないほうがおかしいですよね!

でも、ほとんどの人が、緊張しながらプレゼンしてるんです。

緊張するのは、あなただけじゃないです。
緊張は、誰でもするもの!緊張は、やる気の表れです。

ろくまる
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緊張する必要なない

緊張は、仕方のないことですよね・・・といいながら、違うことを言います。
緊張する理由の多くは『失敗したらどうしよう』『上手くできなかったらどうしよう』『準備全然してない、どうしよう』等という感じだと思います。

『準備不足』のような事以外は、とても真面目に取り組んでいるから緊張している。さらに言い換えれば、この仕事に一生懸命に取り組もうとしているから緊張しているという事ですよね、緊張している自分を褒めてあげましょう

他の記事でも書いているように、『上手くやる必要はありません』『多少の失敗は問題ありません』『お客さまは、あなたのプレゼンを評価する審査員ではありません。』

お客さまは、あなたの会社の商品・サービスが、自社にどんな良いことをもたらしてくれるのかを知りたいだけです。

ろくまる
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緊張して上手くいかなくても、多少失敗しても、『伝えたい事』が『伝われば』プレゼンは成功です。
緊張しても、一生懸命さ、真面目さは伝わります

ろくまる
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緊張をやわらげたい方は、以下の記事も参考にしてください。

営業プレゼンで緊張するはなぜ?|緊張をやわらげる練習方法と提案書
営業プレゼンで緊張するはなぜ?|緊張をやわらげる練習方法と提案書

「えー・あのー」などを減らすには・・・

無駄な口癖は、無意識に出てきてしまうので、100%無くす方法はないと思います。
ただ、原因を意識して、練習して、習慣として身につけることで改善できると思います。

ただ、プレゼン中に口癖を意識しすぎると、肝心の内容が上手く話せなくなります。
では、どうすればいいか・・・

 ー 結 論 ー

『口(クチ)を閉じる事!』

「えー・あのー」を言いそうになる前に・・・「口(クチ)を閉じる事
大事なので2回言いました。

 ろくまる
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口が開いているから「えー・あのー」が出てしまうんです。

物理的に口を閉じてしまえば、「えー・あのー」は出てきません
というか、言いようがありません。

口(クチ)を閉じる、その方法は?

口を閉じる方法は色々あります。

  • 口を閉じて、一瞬息を止める
  • 口を閉じて、歯を軽く噛み合わせる
  • 口を閉じて、つばを軽く飲み込む
  • 口を閉じて、鼻から息を吸う
  • 口を閉じて、少し口角を上げ、笑顔にする
  • 口を閉じて、心の中で「えー」「あのー」を言う

口を閉じる事で、「えー・あのー」は確実に減り、そのあとの言葉もスッと出てきます。 「無駄な口癖」が消えて、きれいに話を続けることができるようになります。

個人により違いますが、たくさん練習して、できる人もいれば、ホント数時間で、すぐにできるようになる人もいます。

多分、口を閉じる方法が、合っているか、合っていないかだと思います。
色々試してみて、あなたのやりやすい方法を採用してみてください。

他にも口を閉じる方法はあると思います、あなた自身で、口が閉じやすい方法を見つけてみるのも有りだと思います。

とりあえず、「話の区切りがきたら一旦、口を閉じる」、これを、意識して実践できるようにしてください。

ただ、「えー・あのー」を言いそうになる前に、「口を閉じる」と言っても、無意識で、いつ言ってるか、分からないのに・・・って思われますよね。

じゃあ、どうやって確認するのかと言うと・・・

口を閉じるタイミングを知る(アドバイスをもらう)

先輩や同僚など信頼できる人にお願いして聞いてもらい、「えー・あのー」など、「無駄な口癖」を確認、アドバイスしてもらう事です。

ただ、仕事で忙しい中見てもらう訳ですから、何回もお願いするのは気が引けると思います。

まずは、自分一人で、どこで言っているのか自覚し、練習を繰り返し、大丈夫だと思ってから、最終試験のような感じで、先輩・同僚にお願いしてみましょう。

お願いするのが難しい方は 『ロープレmini』もご活用ください。

ただ、この時、あなたがするべき事は、先輩・同僚の目を見て話をしながら「えー・あのー」を言わないように話をする事です。

数人の気心知れた人の目を見て、「えー・あのー」が出てしまうのであれば、プレゼン本番で大勢の人の前で、視線に耐えながら、「えー・あのー」が出ずに話ができる事は、難しいです。

自分一人の練習では、できたけど、人前に立つと「えー・あのー」を言ってしまうという場合も多いです。

ですので、まずは自分一人で練習して、最後に人前で「えー・あのー」を言ってないか確認するのが1番いい方法だと思います。

POINT
  • まずは自分で練習してから、人前で練習しよう
  • 話をする時は、相手の目を見ながら話をしよう

口を閉じるタイミングを知る(自分一人)

動画・録音をして自覚する

自分一人で確認する方法は、録画・録音して自分の話す内容を確認する方法です。

「あっ、結構言ってる」って驚く方も結構います。

自分の話を他人視線で見る事で、「無駄な口癖」以外にも「姿勢口調」「しゃべる早さ」「声のトーン」など色々自分の改善点に気づく事ができます。

この方法は、自分は全然言ってないよと思う人も1度は試してもらえればと思います。

無意識なので、結構「無駄な口癖」を言ってる場合もあります。

言いそうになる瞬間を意識する

自分が「えー・あのー」などを言ってるなーって自覚できたら

その言いそうになる瞬間を意識する事です。

話をしている時、あっ、今「えー」って言いそうになった

その時に、口を閉じる練習をしましょう。

最初のうちは、「あのー」の「あ」は出てしまうかもしれませんけど、何回もやっていると、自然と少なくなります。

プレゼンの練習を行う

いくら、口を閉じて、「えー・あのー」を言わないようにしても、プレゼンの練習不足提案書が作り込めていないと、話をする内容が把握できていないので、

しゃべりながら思い出したり、考えたりしてしまい、つい「えー・あのー」などが出てしまいます。

プレゼンの経験が浅い人が、「えー・あのー」が多くなるのも、同じような理由です。

プレゼン資料の各ページに、どんな内容が書いてあるか覚えれるまで練習しましょう。

1文は短く話す

日本語は、話が数珠つなぎに話せる言語です、思い出したり、考えながら話すと、文章を作ろう作ろうしてしまい、どうしても話が数珠つなぎになり、一文が長くなってしまいます。

1つの文章が長すぎると、聞いているお客さまの頭にも入って来ません。
なので、文章に「。」を入れるようにして1文を短くする

POINT
  • 1文を短く区切るには、できるだけ文章に「。」を付けるようにして話しましょう。

その場で考えながら話をしないとダメな時

プレゼン中のお客さまからの突然の質問や、プレゼン後の質疑応答の場などでの質問をされた場合、大抵、その場で答えを考えながら話をしないといけないと思います。

これは、いくらプレゼンを練習していても対応できません

お客さまからの質問に、頭の中で考えて、言葉にして回答しようとするのに時間がかかってしまい「間」ができてしまいます。

その間を、埋めようとして「えー・あのー」とかを言ってしまいます。

答える言葉を探す・考える時間を短縮するには!

頭の中で答える言葉を探す・考える時間を短縮する」には、「瞬時に考えられる」ように、すぐに頭のスイッチをONにする練習が必要です。

おすすめの練習方法は「コメンテーターになって、答えてみる」という練習です。

テレビでよく見る、司会者が、「●●という件について、どうお考えですか?」とコメンテーターに質問をして、コメンテーターが意見を言ってますよね、あれです。

あなたは、ニュースキャスターです。
Yahoo!ニュースなどの記事を見て、その記事に対して、瞬時にコメントを頭の中で考えてください!

ろくまる
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コメントは長い文章ではなく、簡潔に短い文章でいいと思います。

別にしゃべるわけではなく、頭の中で考えるだけなので、電車やバスの中、仕事の休憩時間など、いつでも気軽に練習できると思います。

プレゼン自体もそうですが、あくまでも練習の積み重ねが大事です。

最初は、何を考えていいか悩みますが、練習していけば、考える(言語化する)習慣を増やしていくと、考える(言葉を探す)時間がそれなりに短くなっていきます。

頭の中に考えが出れば、後は、言葉にして話すだけです。

ただ、言葉を選ぼうとして、また考えてしまい、時間がかかるくらいなら、

頭で考えた事を、そのまま言葉で表すほうが、上手くしゃべれなくても、より具体的に伝わったり、胸に響く言葉が出てきたりする場合もあります。

「えー・あのー」で守りに入らずに、自分が必死に考えた内容を、そのまま言葉にしてみる事にもチャレンジしてみてはどうでしょうか?

ろくまる
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「間」は貴重な時間

「間(無音)」ができる事は、決して悪いことではありません。

」には2つメリットがあります。

間:(無音)でお客さまに考える時間をあげる

ひとまとまり話す、口を閉じる、そして、一瞬(2~3秒)だけお客さまの様子を観察してみてください。

お客さまの中には、「あっ、今の話そういう事か」とか「こういう考え方もあるのかー」と理解できたり、腑に落ちている人もいます。

」というのは、お客さまにとっては理解できるチャンスなんです。

この、お客さまの理解する時間を、「えー・あのー」などの言葉で、じゃましないであげてください。

無音でしっかり「間」をとって、理解する時間をあげるという認識をしてください。

間:(無音)でお客さまの集中力を高める

例えば「今から大事なポイントをご説明します・・・」(沈黙・・・

この沈黙は、お客さまからすれば、「何を言うんだろう?」と集中力を高める時間になるからです。

沈黙の活用

「間」が無いと、お客さまは、一方的に話を聞かされる感じになってしまいます。

むしろ必要な時には、しっかりと積極的に間をとって話を進めていきましょう。

この意識も「無駄な口グセ」を減らすことに繋がっていきます。

沈黙(間)は、積極的に活用するべき技術として考えましょう。

まとめ

今回は、こうした「無駄な口癖」で困っている方に向けて、ちょっとした改善のヒントをお伝えしました。

営業として、プレゼンなどで人前で話す時には、できるだけ「無駄な口癖」というのは、できるだけ無いほうがいいです。

多少の「えー・あのー」は大丈夫、そこまで気になりません。できるだけ、意識して無くすようにプレゼン頑張ってください。

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